日本酒造組合中央会 メディア資料室

Press Release

40年以上の歴史を持つ『第41回全国きき酒選手権大会』を3年ぶりに開催 個人の部・香川県代表として有村 和彦さんが初優勝 団体の部・熊本県が初優勝 大学対抗の部・千葉大学の男性ペアが優勝

個人の部優勝の香川県有村さん

団体の部優勝の熊本県 小松さん・藤川さんのペア

大学対抗の部優勝/千葉大学 中沢さんと山田さんのペア

左よりおちょこくん、団体の部優勝の熊本県のペア、個人の部優勝有村さん、中央会・佐浦副会長、協賛のJA桑原課長さん

 

全国約1,700の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒業界最大の団体である日本酒造組合中央会(以下、中央会)では、40年以上の歴史を積んできたアマチュアのきき酒日本一を決める『第41回全国きき酒選手権大会』(以下、きき酒選手権大会)を10月21日(金)にリーガローヤルホテル東京で開催しました。

きき酒選手権大会は、日本酒の魅力や文化を幅広く知ってもらうことを目的に、1981年より開催され、今年で41回目となる歴史のある大会。今年は32都道府県の代表選手、計66名が参加する「個人の部」と各都道府県の代表2名の合計点で競い合う「団体の部」が、それぞれアマチュアきき酒日本一の座をかけて競い合いました。「個人の部」優勝は香川県代表として初優勝となった有村和彦(ありむら かずひこ)さんが、見事アマチュアのきき酒日本一に輝きました。有村さんは「嬉しいです!今後も日本酒を飲み続けます」と満面の笑みを浮かべていました。一方「団体の部」は、小松 益美 (こまつ ますみ) さんと藤川 美奈子 (ふじかわ みなこ)さん女性ペアのお二人で、熊本県としては初の優勝となりました。小松さんは 「熊本県にとっては初めての優勝なので感無量です! 」と喜びを噛みしめていました。

また、「大学対抗の部」(8大学20名)では、千葉大学の中沢 紀 (なかざわ おさむ)さんと山田 陽太 (やまだ ようた)男性ペアが優勝しました。
<大会結果>※敬称略

個人の部:優勝 有村 和彦(香川県)/ 準優勝 工藤 美香子(東京都)/ 第3位 藤川 美奈子(熊本県)
団体の部:優勝 熊本県 / 準優勝 山形県 / 第3位 香川県
大学対抗の部:優勝 千葉大学 / 準優勝 早稲田大学 / 第3位 佐賀大学

きき酒競技の様子

 

<「全国きき酒選手権大会」について>
日本酒の味や文化を幅広い方に知っていただくことを目的に、1981年にスタート。年齢・性別・国籍を問わずアマチュアを対象とし(未成年者及び酒類関係者を除く)、各都道府県の代表者が、日本酒に関する筆記試験と、7種類の日本酒について味や香りを確かめながら判別する「きき酒」を実施し、日本一を競います。

<審査の基準>
審査の基準は、「筆記試験」と「マッチング法」の2種類。筆記試験は、中央会が監修の日本酒好きでも即答が難しい問題になっています。多種多様な表情を持つ日本酒を見極め、精緻な分析力が欠かせないマッチング法は、7種類の酒質(純米吟醸酒、大吟醸酒、純米酒、本醸造酒、生酒、低アルコール酒、普通酒)を色や香り、味わいからきき分け、好みの順位をつけます。さらにもう一度きき酒し、1回目につけた順位と照合。整合性が取れているほど、点数が低くなります。

<日本酒造組合中央会について>
全国約1,700社の酒類(日本酒、本格焼酎・泡盛、本みりん)メーカーが所属する日本酒業界最大の団体。酒類業界の安定と健全な発展を目的とし、1953年に設立。「國酒(こくしゅ)」とされる日本酒、本格焼酎・泡盛について情報発信することで、国内外へ幅広く認知向上させる活動に取り組んでいる。
https://japansake.or.jp/common/ 

<『第41回全国きき酒選手権大会』概要>

 

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